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4、主体。


どちらが、どちらなのかはっきりと区別出来ないのである。錯綜し、入り乱れ、出たり入ったりしながら、密接に関係し合っているのである。つまり、これは実際の物のカタチなどではなくて、その物のカタチの変化と機能の仕方が問われているのである。だからまた、混同もされやすいのである。

変化の仕方とは、時間的な変化のことであって、そしてそれに何らかの秩序と方向性が見られるというのは、そうした時間的な変化のの中に、何らかの原理や必然性を見ているのである。あるいは、秩序とバランスを見ているのである。

そしてまた、それ自体が外の世界と区別される、何かしらの主体であるということを認めているのである。そして実は、この原理のことを私たちは遺伝と言っているのである。すなわち、私たちの身体のカタチそのものの中に、必然的な方向性と秩序を認めているのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329