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5、変異の常態化。


何が言いたいのかというと、言い換えれば、表面に現れる動作や表情といったものは、確かに表面上の違いは多々あるけれども、それ以上に、それを作り出す身体内部の動きにも、常に多少の違いと変異・変化といったものが伴うということである。

言い換えると、それを動かしている要素や要因、動機といったものが、表面上の動きは同じであっても、見えない内部においては違うということである。それを主導しリードする主要勢力といったものが、常に入れ替わり、変化し、あるいは変異していることがあるということである。あるいはまた、それが常態化しているということである。

そして、そうした中にあって、どれが本当の自分なのか。自分でもよく分からなくなるのである。そうした常に変化する流動的な時間の流れの中の世界を生きている。だからまた、これが偶然なのであり、そしてまた何かを錯覚しているのである。

戻る。             続く。

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2019-0402-0404