index< 日誌 < ax背景 < 23c-51文明の発生3 「理由」p6 |
人間は、どうにもならないことに悩んだりしないのである。こうしたことが石器から鉄器への進化を阻むと共に、また、このような生産と生活の大きな変化を避け続けたのである。 生活の変化を嫌ったのである。変化を避けることによって、自分を保存し、自分が自分であり続けたのである。生産と技術の進歩を阻むことこそが、自分たちの存在の条件になっていたのである。 しかしまた、このインカ帝国といえども、そうした変化へ向かうというのが必然なのであって、また、それがどうしても避けて通れない歴史の必然なのであって、現実の環境と自らの要求に適うものではなかっただろうか。 |
戻る。 続く。
index< 日誌 < ax背景 < 23c-51文明の発生3 「理由」p6
2019-0406-0408