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情緒は、刺激に対する感覚の直接の関係でもなければ、感情が自覚されて何かを意識したり、考えたりするのとも違う。 情緒は、それだけで自律した精神と生理の世界であって、感覚や意識とも違う独自の働きをしている。ということはまた、情緒だけで自律し完結した独自の営みと機能を担っている。 感覚器官に対する何らかの「感じ」といったものや、また、意識に対しても何らかの得体の知れないイメージや閃き、そしてサインやスイッチといったものを送り続けている。 だからまた、情緒の働きや機能は、外の現実とは直接の関係がなく、また、意識や思考に対しても直接の影響を受けることがないのである。 |