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感覚や情緒といったものが、それ固有の表情や仕草となって現れる。そうすると、この表情や仕草といったものが、そうした感覚や情緒を表現するものとして知られてくる。 そうして、表情や仕草といったものが、現実の具体的で実践的な必要から切り離されて、ただ純粋な感覚や情緒のみを表現するものとなる。そうやって自分で自分に納得し、そうして自分を確かめている。 これは現実から切り離された情緒の世界であって、閉じた自分の世界の中から自分を見ているのである。自分が、自分を見ている自分と、見られている自分とに分裂したのである。 |
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2019-0411-0417