index< 日誌 < ar象徴 < 23c-90共感6 「サイン」p4 |
身体構造のシステムといったものが、自分でも気づかないまま、そうした象徴やサインといったものを、どこかで共有しているのである。もしかすると、それは遥(はる)かに遠い昔の祖先から共有し続けて来たものなのである。だから、それが無意識の内に呼び起こされているのである。 だからまた、言葉のイントネーションや方言の中に、あるいは歌や音楽や踊りの中に、人間は何か言い知れぬ情感みたいなものが、自分の身体の中に引き起こされて、それを自分の情緒の作用と感じてしまうのである。 これは、人間の身体のシステムに基づく、実に致し方のない反応なのであって、また、それがもたらす必然的な作用なのである。 |