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また実際には、このような事前の予備的動作が不可欠であるのと同じように、事後の動作といったものも忘れてはならない。これもまた気づかれにくく、忘れられやすく、また、知られにくい動きなのである。それはつまり、何かしらの行為の後、そうした身体の非日常的な状態を、本来の日常の状態へと戻す作業なのである。 私たちは、このような日常を取り巻いている様々なかかわりの中で生きている。また、そうしたかかわり自体が、時間的にも変化して行くということなのである。だからまた、目の前に見えているものだけに惑わされやすく、そしてまた、それに惑わされてはならない、ということなのである。 |