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日常の連鎖がどこかで途切れている。自分がどこか未知の領域へ迷い込んでいる。どこかアンバランスで、不可解で不思議な世界である。それはまた、ためらいでもあり、驚きの世界でもある。 自分が生きている日常とは異質の世界から自分を見ている。しかしまた、ここからその原因や理由といったものが求められ、理解もされ、意識されてくる。そうして、たんに驚きに過ぎなかったことが、怒りや悲しみ、喜びや楽しみといった具体的な感情へと変化して行く。 従って、「おどろき」というのは、様々な感情の最も始めのカタチ、もしくは、感情になる直前の感情と情緒が入り混じった、それらが未だ未分離の状態なのである。 そして、ここからその目的や相手、そして原因や事情といったものが確かめられ、その上で、具体的な意志と目的を持った感情へと変化して行く。また、そうした感情に基づいて、自分自身が取るべき態度といったものが自覚されるのである。 |
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2019-0511-0513