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4、ムリな笑い。


この場合、自然なほほ笑みが「作り笑い」になっている。ムリに取って付けたような笑いである。つまり、顔表面の意識的で意図的な随意筋が優勢になっている。目を隠すために笑筋よりも頬骨筋が強く働いているのもそうである。そして表情が全体として、どこかぎこちないのもそうである。

もともと「笑い」というのは、緊張が解体し緩和して、ゆるみほころんで外へ向かって拡がって飽和して行くものなのであるが、それが無いのである。むしろどこか緊張していて、笑いの表情をムリして表面上維持しているのである。

だから、顔面の表情が全体として拡がるのではなくて、相手の目に向かってそれとなく集中している。緩むと見せかけておいて、どこか集中し相手の目をうかがい続けている。

少し上目づかいになっている。また、相手が年下や立場が下位の者であれば、見下しながら、表面上は寛容で度量があるように見せつつ、しかしやはり目だけは他のことを考えている、そうした表情である。

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2019-0511-0513