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2、忍従。


身体全体でそれを示している。それは何かをしようとする動作でも姿勢でもなければ、筋肉や神経の張り詰めた状態でもない。何か成し得るという体勢ではないのである。

手や足、腰の位置、そしてその動きがそうなのである。全体として筋肉がだらりと垂れていて、何かへ向かって、または何かを成そうとする、意志と神経の緊張した方向への集中がないのである。それは行動する直前の体勢ではないのである。緩み、垂れ下がり、散漫とした、無抵抗のポーズなのである。

また、それは顔の表情にもよく表れている。眼は相手の視線を避けている。そして同時に伺っている。むしろ、顔そのものを相手から見えないように隠そうとしている。だから、うつむき加減の、胸をしぼめて閉じたようなポーズになっている。

この場合、恥ずかしいとか、ウソがバレるなどといったものではなくて、相手とのかかわりそのものを避けようとしているのである。何もしたくないし、出来ないし、そしてそれ以前に、かかわりたくないというポーズなのである。

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2019-0516-0519