index< 日誌 < av表情< 24a-51「続、毛細血管」p7 |
顔面の「蒼白」というのは、驚いた直後の状態。立ちすくみ、そして引いている状態。何をしたら良いのか分からず、それを通り越して引いて退いている状態。半ばさとったような状態である。 すなわち、血液は何かをなさんとして滞留しスタンバイしているのではなくて、むしろ諦(あきら)めて、滞留するのをやめてしまった状態である。 血液の流れは留まることをやめて、そこから離れて引いて行く。まるで自分の無力を悟って、そこから出て行くように。身体表面、特に顔表面から血の気が失せて蒼白になっている。 |