index< 日誌 al境界< 24a-63 くり返し 2 「必然性」p8(19-64「くり返し」の続編)

8、原理。


しかしまた、だからこそ人間は変化するのであり、変化せざるを得ず、変化し続けるのである。そして正しくそうしたことが、人間にとっての自律した必然性の世界なのである。

また、そうしてのみ、自己と他者が区別され得るのであり、自分が自分であり続けることがっ出来るのである。変化の中に自分が見えるというのは、自分自身の内的な必然性を見ているのである。

自分にしかない、自分自身の秩序と原理を見ているのである。そしてこれが自分自身なのである。変化の中に、人間にとっての傾向や特性が現れているのである。本質は何も変わらないのに、表面的な外面だけが変化し続けるのである。

外面的なカタチが変わっても内面的には何も変わらないということである。人間にとっての現実とは、このような必然性といったものが、見える外の現実に現れ出てきている、ということなのである。存在の必然性が、現実のすがたとなって現れているのである。

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2019-0523-0526