index< 日誌 j生理的情緒< 24a-73 くり返し 10 「歴史的同一性」p10

2、内的原理。


「くり返す」ということは、以前の出来事が自分の中に保存されていて、それが継続されているということである。人間で言えば、個人が死んでも、その子が生きることによって「種」としてくり返される、ということである。

要するに、このような「くり返す」といったことが、たとえそれが身体内部の生理のリズムであっても、あるいは、生活して行くためのライフスタイルのサイクルであったとしても、やはり、こうした同じことが認められるのである。

そしてこれが自己の同一性の根拠とその証明になっていて、時と場所、時代と地域を超えて、それを貫き通してくるのである。たとえ表面上の違いは多少あっても、その内なるリズムの原理として認められる、ということなのである。

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2019-0526-0601