index< 日誌 j生理的情緒< 24a-80 くり返し 14 「仕組み」p10

1、条件。


同じことが繰り返されるというのが、存在の条件なのである。くり返されることによって、時間的な継続性が認められるのである。時間を獲得するのである。

当初、何らかの主観的な偶然に過ぎなかったものが「繰り返される」というのは、それがいつしか必然の客観的な現実になっている、ということなのである。そして、それを促したのは、自己と環境とのバランスであり、全体としての現実の環境がそれを求めたからである。

すなわち、自己が現実の一部分となったのである。くり返されることによって自己が客観性と必然性を獲得したのであって、そしてこれがまた、自己の自律性の原理となったのである。

すなわち、自律した原理といったものが自己の存在の条件なのである。客観的で必然的な現実の条件となったのである。

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2019-0601-0609