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4、仕草のサイン。


また例えば、喜びや楽しみを理解し、それを共有しようとする場合、この頷(うなず)きのポーズと同時に、クチ元が横方向に拡がり少し前歯が見える。

これは頬笑みのポーズなのであって、それは自分自身に対してもそうなのであるが、何か楽しいことがあって、それを相手に対して示そうとしているのである。また、そうした場合、相手もまたそのようなものとして受け止めている。

あるいはまた、真顔でもって大きく顔を縦に振ることがある。これは理由や感情の内容に関係なく、ある出来事に対して、自分はそれを認めているし、了解し、是認しているということを表明している。

これは本来、息を呑むとか、唾液を呑み込むときの仕草であって、そうして自分を納得させることから始まっているが、しかし、このような自己了解とは別に、相手に対しての了承の仕草、サインとしても用いられているのである。

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2019-0618-0624