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4、憑依。

たとえば戦後日本がアメリカ化して行ったのもそうである。気づかれず知らないまま、いつの間にかそうなっているのである。明治維新直後がそうだったし、そして現在グローバル化した日本の文化もまたそうなのである。このようにして摩擦も軋轢も最小限にして変異が遂行されるのである。

こうした場合、それは意図してそうなる場合と、意図せずしてそうなる場合もあって様々である。要するに人間は、自分が持つ何か得体の知れない情緒や心情といったものを、何らかの現実に見えるカタチにせざるを得ないのである。

そうやって自分を確かめ、自分を認め、納得するしかないということである。このようにして、それが目に見える現実のカタチになって始めて、それが何かしらの意味を持つようになるのである。

戻る。                続く。


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2018-0707-0710