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そしてこの自己目的というのが、要するに自己の原理であり、必然性なのであり、そしてまた自己と他者を区別する自律性となっているのである。 しかしまた、この自己目的自体が自己の限界なのであり、存在の条件でもあって、そしてまた、自己の消滅の原因ともなっているのである。ここでいう「消滅」とは、寿命のことである。 この「消滅」とは、自己の内的原理と、他者としての環境とのバランスが壊れて成り立たなくなっている、ということなのである。すなわち、言い換えると、存在の理由を喪失したということである。つまり、寿命の終わりが来たということなのである。 |