index< 日誌 <ar象徴< 24b-56コミュニケーションA 「共有」p6 |
表情や仕草といったものは、ある心理状態の反映なのであるが、その心理状態が本来持っていたはずの意図や目的、実際の役割といったものが、どこかで切断されている。それは表情自体が本来無意識の肉体の動きであることからも、意識とはどこかで切り離されている。 これは、その心理状態といったものが、その実際の意図や目的から切り離されて、その情緒や感情といった純粋な心理状態のみを表示する、象徴やサインとして機能しているからである。 象徴化することによって、現実の理由や原因から切り離され、それとは別の印象やサインの記号として機能しているのである。さらにまた、集団内部での感情と意志の共有と互換性を可能にしているのである。 |