index< 日誌 <p変異< 24b-65変異と憑依① 「乗っ取り」p5 |
自分に意味などないのであって、だからまた、それを他からもって来ざるを得ず、そして、それでもって自分の意味としているのである。意味というのが自分の中で乗り移り、入れ替わり、憑依していて、それでもって、これを自分の意味としているのである。 従って、そのどちらが本当の自分なのか、だれにも分からないのである。また。それが分からないから、どちらでも良いのであって、ただその時その場の自分の事情に合わせて、自分というのを「なりすまし」ているだけなのである。 そうして、それだけを真実の本当の自分であると、自分に言い聞かせ、自分に納得し、信じようとしているのである。それは信じなければならないし、信じるしかなく、自分にはそれしかないのである。そうやって生きて行くしかないのである。 |