index< 日誌 <p変異< 24b-66変異と憑依A 「迷信」p4 |
しかしまた、そうした意味ではこれもまた、幻想に過ぎないのである。それは自分の中から生み出されたものではなく、自分の外から、それも「上の者」から与えられ、定められたものなのである。 この意味で、これもまた、厳密な意味では未だ自律していないのである。自意識というのが、自分のものと成ってはおらず、それは他人からの「借りもの」、お仕着せに過ぎないのである。 従ってまた、自己の可能性といったものも外へ出て来ることが無く、眠ったままの潜在的な可能性のままであり続けるのである。そして、これがまた、この世界の平和と安定の基礎になっているのである。 |