index< 日誌 <l見えないもの< 24b-72「真昼の世界」 |
それは言わば真昼の世界である。底なしにポジティブで顕在的な世界、目覚めてたときの明るく、まぶしい世界である。自分の外と中の区別がなくなって、自分が外の世界に対して開いて、交感し、交流している。 自分と外の世界との境界面が限りなく薄れてゆく。自分は何にでもなれるし、どうにでも、どんなことも出来る。そうした、開いた明るい真昼の世界である。 しかし、これは暗さゆえの明るさである。「暗さ」というのを意識し、知っているがゆえの明るさである。また、だからこそ、明るさというのが底なしの無限の明るさでもって迫ってきているのである。だからまた、それは目覚めのときの明るさなのである。 |