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「空気」


空気の限りなく薄い青さは、清々(すがすが)しく、どこか冷たく人を寄せ付けないような、そんな覚めた、どこまで行っても届くということがないような、そんな限りなく純粋で透き通った色である。

純粋な青色は、白色も黒色も含まない。そして、白色を含む色が「水色」である。白色は、水蒸気の水の色なのである。そして水とは潤いと生命の色なのである。

黒色を含む青色は、夜の月明かりの下の色であり、または、真昼の天空のその奥の色である。夜の月明かりは黒色に青色がほんの少し混じっている。真昼の天空の色は、青色を透かして暗くなってゆく、そんな宇宙空間の暗黒の色がその背景にある。

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2018-0811-0816