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1、可能性。

常識的に、そして理論的に考えて、100%の遺伝などと言ったものはあり得ない。それは当事者の適応性がゼロであることを意味するからである。生存の継続自体が継承と創造を含むからであって、それは遺伝と適応の合作なのであって、それらがセットになった結果なのである。

要は、多かれ少なかれ潜在的で、ほとんど失われていた何らかの可能性といったものが、どこかで何かのキッカケで目覚めて発現し展開している、ということなのである。これが遺伝の影響なのである。

そしてこの潜在的な可能性、失われていた記憶とでも言ったものは、無意識の潜在的で、そしてはかり知れない底なしの世界であって、それが、そのごく一部分だけが表面の世界に出てきているのである。そしてこの可能性のことを遺伝と言っているのである。

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2018-0825-0902