index< 日誌 < u列島 y肉体 < 24c-25種の記憶Q 「武士道」p4 |
これがすなわち、個人が自由に考えたり行動することが許されない世界、人権とプライバシー、そして個人の自由が欠落した世界なのである。ついこの間の日本という世界が正しくそうだったのである。 要するに、自分の信条とか考えといったものを持ってはならない世界なのである。そして、それが理想とされ、そうであらねばならず、だからまた、自分が死ぬも生きるも何も恐れることのない、そうした世界なのである。 自分自身の考えがない以上、恐れる対象そのものが自分の中にないのである。だからまた死ぬも生きるも、どんなことでもするし、出来るし、またそれ以前に悩みそのものが無い世界なのである。 |