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あるいは、いまとなってはほとんど忘れられ失われた、そうした得体の知れない訳の分からない記憶を留めるだけとなる。それはほとんど失われつつある、自己の中の可能性の一つとして、かつての原型を喪失した、痕跡をとどめるだけのものとなっている。 そして、いま生きて活動し機能しているのは、そうした無限の可能性の中の限りなく些細な小さいな部分に過ぎないのであって、そしてまた、それだけが限界を越えて引き出され、働かされているのである。 そしてまた、そうした部分だけが特に発達し、特殊化し、定着し、日常化し、そうして変化として完成するのである。 |