index< 日誌 < ai原理 < 24c-31変異A 「続、過程」p2 |
少し変わった、他と違うところのある特徴的な環境、自然条件といったもの。そして実は、これが現実の世界なのである。厳密な意味での同じ環境、同じ条件の世界といったものは、空間的にも、歴史的にも存在しないのである。 そうした中で、他とは少し違う動作や仕草といったものが、特に重要な意味を帯びてきて、そうした機能や役割、そしてそれを可能にする方法や仕方といったもの、さらにそれを現実に動かす身体の形状と仕組み、そして、身体内部の生理の作用といったものが、嫌が上にも変化せざるを得ない。 そして、そうした肉体の変化といったものが定着し、そしてそれが「変異」として固定化される。自分というのが、以前とは別の自分になってしまっているのである。そしてそれがすでに常態化していて、もはや以前の自分に戻れないところにいるのである。 |