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真昼の現実の世界、あるいは夜の夢の中の世界。これは反面、自分の中の無意識の記憶の世界を見ているのである。 たとえそれが覚めた現実の世界の出来事であるとしても、そうした印象と、そうした感じ方自体が、無意識の記憶の積み重ねによって、それを土台にして、そこから意識されて来たものなのである。 印象や象徴、そしてまた、もののカタチや出来事の物語りの意識自体が、このような無意識の記憶を基にして、その舞台の上で生み出されたものなのである。意識自体がこのようなサインと象徴によって作り出された観念の世界だからである。 |