index< 日誌 < s設定< 24c-51「映し出される記憶」p5


1、意味不明な物語り。

夢の中のイメージは、気まぐれな思い付きと思い込み、そして果てしのない妄想と偶然だけが支配する世界である。そしてこのような妄想が作り出したイメージの世界というのは、どんなところからも浮かび上がってくるし、何にでも成るし、またどうにでもなる、そうした支離滅裂でバラバラな世界である。

これは現実から切り離された感覚が、感覚だけでそれぞれがバラバラに夢を見ているのである。しかし、バラバラであるがゆえに、全体としての夢の「つじつま」を合わせる必要があって、これが脈絡も筋道も欠いた、意味不明な夢の物語りとして現れているのである。

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2018-0923-1002