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自己の障害と不具合が、自己をして変異せずに居られない状況を作り出しているのである。何もせずして壊れて行くか、それともリスクと危険の中で可能性を求めるかの、選択を迫られるのである。 先の方で述べた「神的なもの」、「タマシイ」といったものは、このような自己の精神のバランスのことを言っているのであって、そしてそれを常に補正し、制約し、方向づけようとしているのである。 自分の中で変異や変化を作り出して、そしてそれを導き方向づけているのである。そして、これが要するに、障害や不具合のことなのである。そうした何か得体の知れない何かが自分の中で働いていて、そうした自律した必然性の下に自らが営まれているのである。 |