index< 日誌 < l見えないもの < 24c-72精神が現れるところF 「続、ポジとネガ」p6 |
可笑しさのあまり呼吸が乱れて、腹がよじれて苦しく、腹を抱えて笑うことがある。息苦しくて、ハハハっ、へへへっと声を出して笑うこともある。身体内部の緊張した呼吸と血流が、瞬間的で爆発的な解体とその噴火となって現れている。このような身体内部の乱れが、そのまま身体表面に出てきているのである。 それも無意味で目的を欠いた、行き場のない身体の動きとなって表現されている。そしてこうしたことが笑いの表情や仕草や動きとしてパターン化されているのである。 緊張が解消して、緩みたるんで、余裕が出てきて、自己の何もない日常の世界へ戻るということである。または、どのような状態にもすぐに移れる状態のことである。そしてこれが日常の世界なのである。 |