index< 日誌 < l見えないもの < 24c-73精神が現れるところG 「解体」p2 |
恐れおののき、戸惑い、ためらいながらも集中し緊張して行って、そしてそれが突然中断された場合。このとき、行き場を失くした身体の動きといったものが、爆発的にあふれ出て来そうになる。行き場を失くした爆発の混乱が出口を求めて噴火寸前の状態にある。 ただし、どこへも行くアテがないのである。目的を失ったまま、バラバラで無秩序に噴出してきている。しかし、ある意味で、こうした状態が気持ちよく楽しい場合があるのである。 身体組織、自己の肉体といったものが意識の統制から完全に離れて、自由気ままに、自分の肉体の都合だけで動きまわっている。そしてこのような統制されない自由な状態が、肉体にとって最も楽しいのである。 |