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3、仮想。

だからまた、その過程で誤差や誤認・誤解などもある訳で、それを避けてなおかつ、それをスムーズに遂行するためには、そうした夢の中の仮想の世界がどうしても必要なのである。

自己の初期化へと誘導し遂行するための、何かしらの目印しが必要なのであって、そしてこれが支離滅裂な夢の中の物語りの世界なのである。そうした仮想のサインによって誘導される、仮想の世界が求められたのである。

情緒自体が、このような仮想の世界を生み出し、その下で自己の初期化を遂行しようとしているのである。そしてこの過程で生じる仮想の物語りや幻覚と幻想が、すなわち「夢」なのである。

従って、「夢」自体は、寝ているときだけでなく、眼を開けて目覚めているときにも見ることがある。そしてこれが白日夢であり、幻覚であり、幻なのである。
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2018-1002-1022