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だからまた反対に、この現実の宗教や社会システム、そしてその科学と文化の生活の中から、私たち自身の内的な精神の世界を辿って行くことが出来るのである。そしてこの精神の自律性こそが、自分自身の情緒の世界なのである。 それは個人のプライベートな世界であると同時に、種としての自分自身のタマシイの世界なのである。カタチある現実の制約された世界から、この制約されたカタチの中に、精神の無限の世界を読み解いて行くのである。 そしてこれが情緒の世界であって、気質や気性といった私たち自身のタマシイの世界なのである。 |