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意識する肉体。

毛髪の逆立ちは、自分の神経と筋肉の緊張を相手に伝えると共に、自分を恐ろしく見せて相手を威嚇する。また、相手にそうした印象を与えるという意味で、表情とコミュニケーションの手段となっている。

本来は自分の肉体の生理の都合で始まった表情といったものが、いつしかコミュニケーションと交渉の掛け引きの手段になっている。目的と手段が分離している。何らかの目的と意図があって、それに共感を誘い目的を達成しようとしているのである。

そうした意味では、自分を意識する自分と、現実に行為する自分とが分離していて、そして、そうした自分を意識し始める条件ともなっている。
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2018-1002-1022