index< 日誌 < ai原理< 24d-11群れる・「社会的弱者」p9 |
この情緒の不安定は何か原因があるはずで、理由が無ければならず、それには「悪者」がどこかに居るはずで、そしてそれは「自分たち」でない者、なおかつ、自分たちに逆らえない弱い立場の無力な者、すなわちそれは、社会的弱者以外に「悪者」になる者は存在しないのである。 だからまた、社会的弱者としてのマイノリティーは、どうしても悪者でなければならない存在なのである。また、そうやって「自分たち」が自分たちという仲間であり続けることが出来るのである。 そうやって自分が自分であり続けるのである。自分が、「自分たち」という仲間の中で居続けることが出来るのである。だからまた、どうしても「そうでない者」としての悪者が、どうしても必要なのである。 |