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それは言い換えると、先天的で本能的な無意識の世界と、後天的で習得的な意識の世界との違いであって、それが肉体の動きや表情の違いとして現れているのである。 そして、そうしたことは肉体の構造やカタチにもよく現れている。たとえば、随意筋と不随意筋の違いがそうである。肉体のカタチの制約の中で遂行される馴れや習熟とその機能の仕方の変化といったものがそうなのである。 肉体の物理的形状は何も変わらないのに、その作用と機能の仕方といったものが、同一の肉体の中で変化して行くのである。すなわち、同じ身体の中で、その構造とカタチが同じものであるにも拘(かかわ)らず、その歴史的な機能と役割が変化して行くのである。 |