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1、顔面。

情緒が目的を求めて集中し、それが外に向かって現れたカタチ。すなわち、感情といったものが人間の身体の中で、特に顔面において最もよく表現される。それは顔面というのが、自分と外の世界との接触面として常に機能している場所だからである。

これを「家」に例えるなら、、顔面とは家の正面であり、エントランスや玄関ポーチといったものである。あるいは窓や扉といったものである。常に外の世界と行き交い交渉を繰り返しているのである。

目やクチや鼻、耳もそうだし、顔表面のヒフさえも本人の考えや心情、感情に応じてシワめたり、歪めたり、そして目的を暗示する方向を持った深い堀りを描いたりもする。また、赤く赤面したり、血の気を失せて蒼白になったりもするのである。

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2019-1022-1104