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「重力」

抑鬱、憂い、沈鬱、おびえ、悲しみ、苦しみ、・・・などといったもの。それは心が閉じて沈んだ状態である。何かに逆らったり、反対したり、抵抗したりすることをあきらめて断念した状態である。

こうした場合、現実の肉体は重力の法則に従う。肉体の筋肉組織と感覚は、緊張と活動を停止し、緊張が解けて延びて緩み出し、そして拡がりたるんでズレる。

肩はむなしく落とされ、頭も垂れてうつむき、呼吸と心拍もか細くなり、今の状態を維持するだけでやっとである。両腕と両脚はチカラなく緩み垂れたままである。生き生きした生彩の表情に乏しく、まるでユーレイのような何かの影のように見える。肉体表面、特に本人のすがたカタチから表情といったものが消えている。

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2019-1129-1209