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つまり、それまでの自分を捨てて、新たな自分を見つけ、それへと出て行くということである。「出て行く」ということ、そして外から自分を見るということ、これが自分といったものを新たに発見し発掘する場面となっているのである。 偶然と錯覚の無限の繰り返しといったものが、それ自体で、いつしか秩序づけられた意識の世界と、社会のシステムとして現実化しているのである。そしてこれが不変の形式のカタチとして人間の現実を支配しているのである。 人間とは、このような歴史的な存在なのであって、常に新たな自分自身といったものを求め続けている。そうした意味で、いま自分が生きている現実から「出て行く」存在だということである。 |