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1、宿命。

大地に雨が降る。川が出来る。そして雨が続くと土地の起伏に従って蛇行していた川の水路が、雨の流量の多さに対応して「直線」なる。あるいは、川というのが山からの土砂を大量に含むものであると、土砂が水路を阻んで蛇行を繰り返し、川全体があたり一面を湿地帯に変える。

すなわち、こうしたことがバランスであり、必然なのである。そしてこれを惹き起こす条件となっているのが重力の存在であり、陸地と雨の存在である。それなくして川など無く、浸食作用もあり得ないのである。

そしてこれが時間と共に変化する指向性であり、その必然性なのである。それは誰も逆らうことの出来ない不可抗力なのである。そしてこれが、ここで生きる者にとっての宿命なのである。

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2020-0123-0205