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「肯定」は、首をタテに振る「うなずく」という仕草で表される。従って、「うなずく」というのは、認める、承諾する、肯定する、賛同するといった意味でなされる。しかし、それがどうして「うなずく」という、首をタテに振る仕草でもって表すのか、といったことが問題なのである。 これは、神経と意志を集中し緊張している姿勢である。というのは、それが何らかの決断のポーズであって、考えや行動の承認の自覚であり、そしてまた、そうした考えや行動への意志の切り替えと同時に、その判断でもあって、サインであり、予兆でもあるからである。 このようにして「うなずく」というのが、何かしらの行動に先行するポーズとなっているのである。というのは、意志の意図するところに従って、身体全体の筋肉や様々な組織全体を、それへと備えているのである。 |