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1、ほほ笑む。

音を出して笑う以前の軽い吐息。これが拡大されて反復的な声を出す笑いとなる。そしてこの「吐息」以前の状態として顔がほころび、マブタの下に軽い横シワが出来る。同時に、クチが軽く横方向に拡がり、ほんの少し薄くクチが開く。

上唇がほんの少し引き上げられる。シワが眉間から鼻の付け根、そしてクチビルの両端を通って結び付けられ、鼻唇溝が出来上がる。眼が細められ、興味と感情が高まると血流が速やかになって、眼が潤いを増し光り輝く。そして顔面全体が幾分上気する。

これが「ほほえむ」といった状態である。あるいは、その直前の快活といった気分の状態である。穏やかに内部からゆるみ、そして拡がってゆく。たいていのことは、そのまま受け入れてしまいそうな、そうした心地良い状態である。

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2020-0123-0225