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現実の個々別々の出来事といったものが、――もちろん、現実の世界にまったく同じ出来事といったものは存在しないのであるが――、そうした、それぞれバラバラな異なる理由と原因を持つ出来事といったものが、自分にとっては、自分の中の快・不快を基準にしてカテゴリー化される。 言い換えると、それが自分にとって良いことか、そうでないかを基準にして仕分け分類される。そうして自分の中で型にハメられた基準でもって判定される。具体的な現実から切り離されて、それとは別の、無意識の中の基準を基にしてに判別された、感じ方や情緒として感じられ、意識されているのである。 そしてそのための印象としてスイッチされる記号のようなものとして、現実の世界といったものが作用しているのである。すなわち、無意識の世界で共通化・一般化されていて、そしてこれを基準にして外の現実が識別されているのである。 |