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自律性というのを、自己固有の原理とその内的必然性であるとすると、このような自己と他者の区別はいったいどこから来るのだろうか。 自己も他者も元々同じも者なのである。ちょうど種の発生がそうであるようにである。変化する外の条件と、その下で繰り返された同じことの繰り返しが、そしてその際限のない時間の経過が自己と外の世界の区別を創り出したのである。 同じことの繰り返しが、そうでないもの、同じでないもの、繰り返すことのないものを生み出し、そうした区別を作り出し、そしてそれらの間に境界線を生み出したのである。そうしてこれが自己と他者、内と外といった違いをもたらしたのである。 |