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4、指向性。

それはちょうど地殻変動によって隆起した山が、雨による浸食作用によって平らに平準化されるように。あるいは、隆起した山間の川が土砂を運び、それが川のカタチを蛇口させて行き、さらにこれを湿原へと変えてゆくようにである。

そして、こうしたことは環境という自然条件の必然の結果であり、また、避けることの出来ない傾向の方向なのである。そしてそれはまた、雨自体が持つ重力への指向性なのである。

それはまた、人間の身体構造がそうであるし、広い意味での思考の概念自体がまた、そうなのである。それは環境という条件がもたらした必然の結果なのである。このようにして、自らがカタチを整えて現れているのである。

それは、それ自身が持つ内的指向性であり、傾向なのであり、そしてそれ自身が目指す必然的な方向性なのである。そしてこれを環境のバランスが求めたのである。

戻る。             続く。


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