index< 日誌 < ai原理 < 24E-32「必然の条件」p2 |
自律神経がそうである。あるいは人間の無意識の世界がそうである。あるいはまた、人間の肉体のカタチがそうなのである。それしか出来ず、それ以外になく、そしてその身体的特徴が許容する制約された範囲でしか、何も成し得ないのである。 そしてこのような身体的特徴とその構造自体が、人間の意志とは別の、意志からは切り離された、自分とは別の現実なのである。人間は、自分の肉体を選ぶことが出来ないのである。それは他人から与えられたものなのである。 そしてまたその下でおいてのみ自分を意識し得るのであるし、自分で自分を確かめ認めることが出来るのである。そしてそうしたこと自体が、自分の中で自分が分裂しているからなのである。 |