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1、主体。

主体としての自らの内部を最適化し条件反射と化して行ったことは、これ自体がまた、自己と外の世界を違うものとして作り上げて行く。特殊化した固有の自律性を持つ主体としての自己を作り上げる。

自己の内部に自律した必然性を持つ、固有の秩序と規則、原理といったものを生み出す。しかし、こうしたことはどこまで行っても偶然である。それが個体の内部、あるいは種という内部で行われている限り偶然なのである。

それは偶然に過ぎず、偶然であるということから出ることがないのである。それが客観的な現実として、そしてまた、歴史的な事実として残るのは、外の世界との接触を通してである。

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2020-0215-0218