| index＜ 日誌 ＜ av2表情 ＜ 24E-50肯定と否定・「前兆」p2 |
| 肯定と否定、同意と拒絶といった意思表示は、何よりも先ず感覚と神経が集中する顔面において現れる。というのは、それは意志表示そのものというよりも、意志表示直前のその前兆として現れるからである。 何らかの意志表示をするには、それ以前に自分の中で何らかの考えがすでに固まっていなければならない。またそれが行為を伴うか、あるいは行為を求められる場合、そのための身体上の予備的な準備が必ず必要なのである。 呼吸、心拍、血流の動きが前もって必ず変化するし、目の視線と方向の集中、またそのためのクチ元や鼻や耳といった感覚器官の集中と緊張の度合いも違ってくる。また、身体の姿勢やポーズの動きも、それにつられて変化している。 |