index< 日誌 < aw色 < 24E-53みずいろD「明暗」p2


1、暗示。

* 「ゴミ集積所」と「アーチ」の写真はありません。

手前の「ゴミ集積所」の屋根の色は、非常に薄い限りなく白に近いような水色である。白いぼやけた背景の中からフワフワ・ヒラヒラとただよいながら、まだら模様となって不規則に拡がって消えてゆく。そんな限りなく白に近いような非常に薄い水色である。

その同じ水色といっても、奥に見える「アーチ」の水色はボヤケもマダラ模様もなく、どこまでも均一の濃い水色である。この濃いというのは黒色が混じっているからである。

色の強さと濃さというのは、黒色がほんの少し混じったそういう色である。それは色の暗さというよりも、内面の自己主張のはっきりした色の濃さとして感じられる。そしてこの暗さの中に隠された、外からは見えない自己の世界の存在を示唆しているのである。

履歴へ             続く。


index< 日誌 < aw色 < 24E-53みずいろD「明暗」p2
2020-0306-0414