turbo Cadでの「DXF」形式への変換方法

DXFファイルの説明

「DXF」ファイルは最も普及している、3DCAD互換のためのファイル形式ですが、
DXF 形式自体にバージョンがあって、それら同士に互換性がないものもあります。
さらに、それを「開く」3DCADソフトによっても対応が異なります。
必ずしも正常に表示されるとは限らないのです。

このページでは、
格安3DCADソフト、「turbocad V8pro」(ターボキャド) でDXFファイルを作成しました。
ターゲットは、Shade 9pro(シェード)と3DMHpro2(マイホームデザイナー)です。
なぜかというと、これらのソフトが職域・職層を超えて、もっとも普及しているからです。
またそれらソフトを仲介するものとして、ACAD LT 2000(オートキャド)を使用した。

@ ターボキャド自体の「ファイルを保存」ツールで「DXF」形式に変換しても、他のソフトではうまく表示されない。
またターボキャドで出力する際、光源は無しとしなければならない。
シェードで変な表示のされ方で現われるから。

・シェードでは、図形がバラバラに表示されて、ほとんど原型がわからない。
また、オブジェクトの位置関係が狂ってる。変換前の[TCW]でレイヤーを無くしておいても同じだ。
・マイホーム・デザイナーでは、一部分のみ表示される。
また、「読み込み対象に含まれていません」との応答も。
(但し、一時正常に表示されたことがあった。シェード体験版インストール前に。原因は不明。)
・オートキャド2000LTでは、閉じた図形が、すべて上向きに開いた図形となる。
図面はワイヤフレーム表示になる。しかしこれまた異常終了したり対応がさまざま。
異常終了後、正常表示された(今のところは)。
もしかすると様々な変換を繰り返す過程で、関連付けが変わったのかも知れない。

多分に使用パソコン自体の、内部関連付けが大いにかかわってるように思う。
つまり、開いた表示自体が、かなり不安定なのだ。

A ターボキャドTCW → WRL. → DXF
ターボキャドで、そのファイル形式「TCW」から「WRL」形式に変換する。
変換後、必ず一度「閉じる」。再度開き「WRL」から「DXF」形式へ変換する。

・シェードでは、ほぼ正常表示。あいかわらずワイヤフレーム表示ですが。
オブジェクトの位置関係も正常だ。
それと、インポート直後パース図が点として表示されることがあるので、
ツールで「図面に合わせる」必要あり。
・マイホームデザイナーでは、あい変らず一部分(それも何かわからない)のみ表示される。@の場合と同じ。
・オートキャド2000LTでは、正常表示。

つまりこの段階で、ようやくオートキャド2000LTに近づいた、ということだ。
(DXFファイルはもともとオートキャドのファイル形式だ)
しかし目的は、それ以外のソフトで開けるようにする事だ。

B。  Aで作成したDXFファイルを、
オートキャド2000LTで開き、[オートキャド2000LT DXF]形式で保存する。

シェード・マイホームデザイナー・オートキャド2000LT、共にほぼ正常表示。
原図なったターボキャドファイル[TCW]から、最終のオートキャド2000LTファイル形式[DXF]まで、
ファイルサイズは15〜20倍程度まで重くなっている。